DTPエキスパート認証試験合格対策

プランナー、デザイナー、エディター、印刷営業マン、ディレクター、製版担当者、印刷担当者等など、立場は異なっても目指しているものは「よい印刷物を作る」ことです。

JAGAT（日本印刷技術協会）は、製版印刷の基礎知識とDTPの知識、コンピュータの知識を体系立てて、DTPエキスパートカリキュラムをまとめました。このカリキュラムをクリアすることが、これからの印刷メディア産業に携わる方々の共通の教育基準となるよう、認証試験及び登録制度を設け、その質的保証のために教育を経たことの証を与えています。

この制度は決してDTPの専門家、達人を作るための制度ではなく、本当に必要なエキスパートとは、印刷物をつくる役割分野でのエキスパートと考えます。

デザイナーはあくまでデザイナー、エディターはあくまでエディターであり、それらの人がDTPの知識を広く、正しく理解したうえでお互いがパートナーとなり、よい印刷物を作ることが目的です。

DTP環境の出現によって、従来の伝統的な製版・印刷業以外の多くの方々が、これまでの領域を超えて印刷物製作に直接かかわるようになってきましたが、それぞれが持っている文化的風土には大きな違いがあります。

DTPの正しい知識を持って、これら文化的ギャップをお互いに埋める努力をし、よい印刷物の実現に向けたテクニカルスーパーバイザー、これが現時点でのDTPエキスパートとしての大切な役割です。