DTPエキスパート認証試験合格対策

例題に出てくるグラフや模式図を、線の形や位置、目盛りの位置や単位などを正確に再現できるまで何度も自分で描いてみることで、例題の解答を機械的に暗記するだけでなく、グラフの示すさまざまな意味を理解する助けになります。

面付けルールを覚えるために、実際に紙を折り畳んでノンブルを書いてから広げる練習も有効でしょう。参考書の図を眺めているだけではなかなか覚えられないものが、実際に手を動かしてみることによって、必要なことが見えてくるものです

何度か練習すれば、脳内で面付けができるようになりますし、万が一試験会場で忘れても、手を使い、体で覚えたことは思い出せるものです。このように、むやみに覚えようとしても難しい事柄が、実際に手を動かして体感することで簡単に身につくことはよくあることです。

記憶力だけに頼らず、設問の背景となる基本的な技術や工程の全体像を理解することがポイントです。日々の仕事では、パターン化した作業でいちいち考え込みながら処理していたのでは作業効率が悪く、反射的にこなせるぐらいの慣れと訓練が大切です。

さらに、突発的な事態や、少し応用が必要な仕事を的確にこなすためには、日々の作業の背景にある全体像や、仕事の流れを支える技術的側面に対する深い理解が必要とされます。エキスパート試験が受験者に求めるものも、この瞬間的な判断力と本質的な理解という2つの力だと思われます。